住宅ローンの頭金の平均金額は?
日本人の持家比率は70%、持ち家志向の強い国民性といえます。住宅を現金で買うというのはほとんどの人は出来ません。ではどのように家を手に入れるかというと一生懸命貯金をして頭金と諸費用をを貯めて、不足分は住宅ローンを組むことになります。
家賃を払いながらの貯金は大変で思うように貯まりません。その間に金利は上がるかも知れませんし、完済年齢も上がり焦ってきます。
では頭金はどのくらい必要なのでしょうか、2割が理想と言われてきましたが、これは融資額の上限が物件価格の8割だったからです。近年は物件価格の100%住宅ローンもあり、頭金が用意で着なくても購入可能です。
公的ローンであるフラット35も融資の上限は物件価格の90%という規定を撤廃しました。がいくら100%借りられるといっても、借入金が多ければ、金利負担も上がり、毎月の返済額もあがり家計破綻を招くかもしれません。
返済できなくなってら家を売れば返済できるというのは無理です。住宅は購入した途端、中古になってしまい、購入額より高く売れるというのは稀です。
頭金なし全額ローンで購入していると担保割れを起こし、さらに借金をすることになります。住宅購入で頭金を用意できない人は、貯蓄できない体質かも知れません。
マイホーム購入には頭金だけでなく、税金、保証料、保険料など諸費用というものも必要です。そのほかに引っ越し費用、家具購入代金も計算に入れなければなりません。
低金利で、今後建築資材や人件費が上がるなどで今が買い時などという宣伝にまだ和されることなく、じっくりと頭金の準備をするのが得策と言えるでしょう。
一生で一番大きな買い物である住宅購入を成功させるということは、旅行や買い物を控え、ボーナスの大半を貯金に回し、家計の無駄を徹底的に省くなどの努力が必要ということになるでしょう。
住宅ローンを頭金の関係は、何割用意しなければならないというより、貯蓄体質の健全な家計を維持するということになります。
そして、もう一つ重要な事は、銀行の金利です。少しの%でも長く返すと大きな金額になってきます。
最初から、地元銀行の1社だけに絞ってしまうと大変危険です。